ミサイル防衛の問題点

世界的に進む米軍再編、そして終わりなき対テロ戦争。その中で日米の軍事的一体化のシンボルとして日米ミサイル防衛計画が粛々と進められている。そこに隠されたアメリカの真の目的とは・・・。

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基礎知識編(3) MDへの対抗措置

2006/02/15(水) 03:27:10

:皆さん、こんにちは。今回は基礎知識編としてミサイル防衛システムに対する対抗措置について述べたいと思います。
 
:核ミサイル攻撃を無力化するためのミサイル防衛システムをさらに無力化する攻撃側の対抗措置について、ということですね?
 
:はい、そうです。たとえ防衛技術面で顕著な前進がみられたとしても、その防衛システムの壁を打ち破る攻撃能力の強化は、防衛側に比べて技術的にはるかに容易で、コスト的にも安上りなんですよ。防衛能力の高度化に対抗し、攻撃力の質量的強化で防衛の壁を突破するための方法には色々なものが考えられます。まぁ、まずはこれを見てください。

多様な「対抗措置」を正確に分類することは困難だが,一例としてつぎのような整理も可能であろう。
 
①防衛能力を圧倒する攻撃力の強化。たとえば,戦略ミサイル数の増強,戦略ミサイルの多弾頭化,細分弾頭(submunitions)に収納された生物・化学兵器など。
②弾頭識別を妨害する方法。たとえば,おとり弾頭や金属片の散布,多くの金属箔を張った風船の一つに弾頭を収納する方法など。
③弾頭探知を妨害する方法。たとえば,赤外線探知を不能にするための弾頭の冷却被覆,レーダー吸収物質による弾頭被覆,ミサイル追尾衛星に対する攻撃など。
④迎撃体の弾頭攻撃阻止。たとえば,スクリーンや大風船の背後に弾頭を隠す方法,船舶からの巡航ミサイルや短射程ミサイル発射など。
 
「対抗措置」をめぐる問題は,かつてレーガン政権当時でもSDI 開発の難関の一つとされたが,その欠陥は今日のブッシュ政権下でも基本的に解消されていない。それは2001 年7 月,ブッシュ政権になってはじめておこなわれたミサイル迎撃実験の結果をみれば明らかである。この実験では,南太平洋クエジェリン島から打ち上げられた迎撃体が,おとりの風船や模擬弾頭を識別し,標的弾頭を破壊することに成功したと発表されたが,まもなくその限界が明らかにされた。すなわち,そこでは迎撃体が標的に命中しやすいように,弾頭からその位置を教える電子信号が発信されていたからである。
 
12月の2 回目の実験成功も,「目くらまし」のおとりは一つだけで,たとえその識別に成功したとしても,実戦で有効とは到底いえないとの批評がもっぱらであった。


 
:やっぱりそうだよな~。ミサイル防衛ってさぁ~、皆で信じてアメリカにお布施すれば「安全」を買えますよ、という一種の宗教みたいなものだよね。あるいはアメリカ原理主義っていう呼び方もできるかな?皆、早く気づかないとマジでヤバイって。
 
:まぁ、それはちょっと言い過ぎかもしれませんが、ミサイル防衛はハマリだすと後に引けなくなるってのはあると思います。核ミサイル攻撃側の優位性を防衛側が逆転するというのはやはり幻想ですよね。
 
:「おとりの風船」というのが、ちょっとどういうものかわからないですね。
 
:確かに想像できませんね。とりあえず、もう少し具体的に見てみましょうか?一例として中国に注目してみます。
 

中国保有の核弾頭数は約400,そのうち約300が戦略核である。戦略核運搬手段では,SLBM(巨浪1,2 号)がまだ戦力として十分機能していないとすれば,その中核は約20 基のICBM(東風5 号A)に求められる。中国の戦略核兵力について特徴的なことは,それがアメリカの先制第1 撃にきわめて脆弱的なことであろう。その理由として,つぎの諸点があげられる。
 
①発射基地の位置が明らかになっている。
②ICBMは横穴式サイロに収納され,発射基地が本格的に非脆弱化されていない。たとえICBM本体は破壊できなくても,横穴を封鎖し発射できないようにすることは容易だ。
③ICBMの誤射を避ける意味で,発射基地と燃料,核弾頭貯蔵所との分離がはかられている。
 
このICBMの脆弱性のため,クリントン前政権の制限的なNMDでも,ましてやブッシュ政権の多層型MDシステムとなれば,それが中国の戦略核兵力にとって決定的な脅威となるのは明白である。さらに台湾にイージス艦その他のミサイル防衛能力が付与されることになれば,中国として台湾海峡をめぐる軍事紛争において,アメリカの介入を有効に抑止する手段を失なうことにもなりかねない。
 
要するに,MDシステムによるインパクトは,ロシアよりもはるかに中国について深刻ということになるのではないか。したがって,アメリカのMD 計画が推進されれば,中国の戦略核兵器の近代化,戦略核ドクトリンの修正にいっそうの拍車がかかることは確実である。
 
ICBMでは東風5 号の後継の東風31 号(固形燃料・車載移動式),あるいはさらに新型の戦略ミサイルの開発・配備,SLBM では巨浪2 号(MRV/MIRV)の開発が急がれ,戦略核ドクトリンでは核戦力の残存性(確証破壊=第2 撃能力)の強化による最小限抑止のいっそうの確実化,さらには戦域核兵器を前面にだしたより攻撃的な「限定的抑止」戦略への転換がすすめられることになろう。
 
こうしたなかで,米中間ミサイル危機が進行すれば,戦略ミサイルと核弾頭および燃料とを分離配備する方式も当然ながら修正され,弾道ミサイルの警報即時発射 (LOW) 態勢がとられるのにともない,偶発的核戦争の可能性が増大することも危惧される。
 
N.Y.タイムズに,アメリカがそのMD 計画について中国の理解をえるためには,その見返りに中国による核増強を黙認との政府高官の発言が報道され,議会筋のはげしい反発でブッシュ政権はこれを全面的に否定したが,こうした発言もMD 計画への中国の対応を考慮すれば,あながち理解されないわけではない。こうした政府高官の発言の背景には,中国による核戦力強化はアメリカにとって大した脅威にはならないし,またそれはMD計画があろうとなかろうと,折り込みずみとの判断も関係をもっていたのではないか。
 
日本の政府系シンク・タンク総合研究開発機構(NIRA)が,MD 問題に関連して米中両国による核兵器の先制不使用にかんする合意を提言しているが,同じような文脈での発想であろう。要するに,それは米ロ関係の場合と同じく,米中間でも公式および非公式のハイレベルな政治折衝で,アメリカは中国にも最小限の「戦略的保証」(strategic reassurance)を認めるべきだという主張だが,すでにみた中国の核兵力増強に対する否認からも明らかなように,少くともそうした意見がアメリカで一般化する状況は考えられない。


:つまりミサイル防衛をアメリカが強化すると中国の核戦力も相対的に強化されるということですね。
 
:おい、聞いてないぞ、そんな話。マジかよ~。でもこれって人民解放軍司令部になって考えてみれば当たり前の話だよな~。
 
:そうですね。これはロシアも同じで結果的に中国とロシアの軍事同盟へと発展する可能性があると思います。
 
 :大国間のパワーゲームがミサイル防衛をめぐって新段階に突入しそうです。
ということで、ミサイル防衛に反対の意思のある方、もしくはたちを応援して下さる方、あるいはもっと色々知りたい方、
クリックお願いします

 
 
《参考資料》
資料1:ミサイル防衛(MD)をめぐる現状と問題点
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コメント
初めまして
こんにちは。
ミサイル防衛に反対の趣旨は分かるのですが、日本の場合中国のミサイル増強に対応してミサイルを増強する事が出来ませんから、抑止力による国防が困難ですよね。だから、ミサイル防衛はある程度やらざるを得ないのではありませんか?
全く、ミサイル防衛に反対という立場はちょっと極端だなと思えるのですが・・。
URL|うぐぅ #-|2006/02/21(火) 11:25 [ 編集 ]

デコイ装備、多弾頭化による弾道弾の巧妙化は確かに進んでいます。
それに対して迎撃側の対抗策は赤外線・近赤外線の2色探知、画像認識探知によってデコイと本物の弾頭を見分ける技術が一つ。もう一つは迎撃側も多弾頭化をすることです。

攻撃側と迎撃側のいたちごっこは恐らく続くでしょう。しかしながら敵策源地(この場合ミサイル基地)への攻撃手段を法的に封じられてる日本にとって、MDは唯一の防衛手段なので開発を行なう意義があるといえます。
URL|もすけ #mQop/nM.|2006/02/21(火) 21:32 [ 編集 ]
うぐぅさんへ
どうも、こんにちはv-224
ある程度のミサイル防衛では中国の核ミサイルの脅威を取り除くことは不可能とv-285は考えています。
仮に日本と中国の全面戦争になった場合、中国の弾道ミサイルは命中精度が高くないので、その欠点を補うために核弾頭を搭載して日本の主要都市を狙ってくるでしょう。
命中精度が悪くても核爆発の威力がすさまじいので欠点ではなくなるからです。
日本の全く抑止力のないミサイル防衛、しかもそれが中途半端ならばなおさら中国にとって痛くも痒くもないとv-285は思います。
日本のミサイル防衛がある程度強固ならば逆に一つのターゲットに対して複数の核ミサイル攻撃を加えれば良いだけです。
 
以上、極端な仮想脅威の話を出しましたが、安全保障問題の解決策の私案を出します。
 
1. 中国の民主化を進め、一党独裁体制の転換を図る。
→親日的な政党、政治家を影で支援する。
2. 報道の自由、インターネットの閲覧を保障させる。
→日本のマスメディアに中国語の記事の配信をやらせる。
3. 9条と自衛隊を共存させる。その上で日本の自主防衛を進める。
→東アジア軍縮会議を主導する。
v-285の私案はこんな感じで、アメリカに根を張っているイスラエルのロビー活動などを参考にしました。
URLコウタ #T5cQRYBo|2006/02/22(水) 04:20 [ 編集 ]
もすけさんへ
ゴールのない、いたちごっごレースは勘弁してくれというのが、v-285の意見です。
防衛手段は他にもありますよ。
核の抑止力に対しては核の抑止力で対抗するしかないという理論を用いて、潜在的な核兵器開発能力の向上を日本も情報公開しながら進めるとか、うぐぅさんに提示したv-285の私案とか、遠隔地へのピンポイント対地攻撃用超音速無人戦闘機の開発や軍事衛星への妨害電波&ハッキング研究など色々あると思います。
これら以外の方法も皆で考えればまだまだあると思います。
URLコウタ #T5cQRYBo|2006/02/22(水) 04:38 [ 編集 ]
コウタさんへ。
色付きの文字MDはなにも専守防衛の日本の専売特許ではありません。
当然開発主導国のアメリカ初め、フランス・イタリア・ドイツ等、EU主要国もMDの開発を進めています。あと有名どころではイスラエルでしょうか。

弾道弾攻撃に対処するもっとも効率的な対処は当然打たれる前にに抑止を掛ける、打たれる前に発射基地を攻撃する等、確かに他にも手段はあります。しかしながらリスクヘッジの手段として抑止・予防攻撃のみという現状はあまりにも弾道弾攻撃に脆弱です。(湾岸戦争時のパレスティナ・リンクに対するイスラエルの対処を参考にすると分かり易いでしょう)これが世界各国でのMD開発の動機です。また政治的制約から日本が抑止・予防攻撃を行なえるとも思えません。日本がこれら政治的制約から逃れて純軍事的に弾道弾対処するにはMDしかない、ということです。


政治の問題と、軍事的・安全保障の問題は別にして考える必要があると思います。
URL|もすけ #mQop/nM.|2006/02/23(木) 01:05 [ 編集 ]

>日本がこれら政治的制約から逃れて純軍事的に弾道弾対処するにはMDしかない、ということです。


現状、そうである、ということです。
確かに憲法改正なりなんなりで、政治的に変わってくれば日本ももっと広く対処手段を持てるでしょう。そしてその時にMDという手段を持っていてもなんら損ではないと考えます。手段は広く持ち、選択の可能性をより多く。リスクヘッジの常道だと思います。

URL|もすけ #mQop/nM.|2006/02/23(木) 01:22 [ 編集 ]
もすけさんへ
どうも、こんにちはv-494
 
もすけさんの補足、というか抜けている部分をこちらから言いたいと思いますが、ロシアもミサイル防衛をやっていますよ。
しかもNATOとの戦域ミサイル防衛相互運用性の研究やインドへのミサイル防衛システム(S300と最新のS400)の売却が進行中です。
ということでインドが抜けていますので追加しておきます。
インドはアメリカのミサイル防衛も購入するとかいう話も昔ありました。
 
あと、中国もロシアのS300を購入するという噂があります。
 
イギリスはアメリカが自国にMDシステムのためのXバンドレーダーを設置する許可を出しましたが、イギリス自体は国民の反対が強いのでミサイル防衛の導入を決定していません。
基本的にEU諸国は国民レベルでは反対意見が強く、政府レベルでも弾道ミサイルの脅威やミサイル防衛の効果の報告を見てから導入するかどうか決定しようという感じで、まだ小規模の研究しか進められていないと思います。
 
それからオーストラリアが抜けています。
オーストラリアはアメリカのミサイル防衛に参加するという意思決定をしましたが具体的な参加方法はまだ決まっていませんよね。
 
あと、このブログ内の別の場所でも既に言いましたがカナダもアメリカの圧力に屈してしまいそうな雰囲気が最近出てきましたのでミサイル防衛に参加することになるかもしれません。
 
そしてご存知のようにイスラエルです。
イスラエルは2000年3月に世界で最初にミサイル防衛の実践配備をしたんですよ。
イスラエルのArrow II Systemは、ミサイル(Arrow II)-地上レーダ(Green Pine)-射撃統制装置(Citron Tree)から成り、短距離弾道ミサイルへの対処能力を持ち、最大射程は約100Km、迎撃高度は約10~50Kmと言われていますから、自衛隊のPAC-3よりも性能が上のようです。
もちろん、イスラエルは、より長距離の弾道ミサイルに対応できるようその改良をアメリカとともに進めていますが、たしか日本はこのプロジェクトには直接参加できないようにされてしまってるんですよね?
以上がv-285の知っていることですが、抜けているところや誤りがあれば教えてください。
 
さて、もすけさんとの前回のやり取りの成り行きで反論すると宣言したので反論してしまいますが、v-285は意見の多様性を尊重しているので反論したくてしているわけではないことを先に言っておきます。
 
まず、最初にお互いの共通認識である「日本には特別な政治的制約がある」という点を出発点として考えてみましょう。
もすけさんはミサイル防衛によって日本の安全が保障される可能性が高いという意見ですよね?
ミサイル防衛こそが(現状での軍事的な唯一の)弾道ミサイルの脅威を軽減できる方法と考えているわけですよね?
v-285は特別な政治的制約があっても軍事的な手段は、他の方法もありえると考えていますし、政治的な部分で弾道ミサイルの脅威を軽減する方法が日本にとっても世界平和のためにもベストだと考えています。)
 
で、v-285はミサイル防衛だけでは弾道ミサイルの脅威に対して無意味だと考えています。
もっと相手が弾道ミサイルを発射することをためらうことに重点をおかなければ、脅威を取り除けないと思います。
この記事の過去のコメントをもう一度読んで欲しいと思いますが、ミサイル防衛では相手の攻撃意欲を減らすことはできない、つまり脅威は取り除けないと主張しているのです。
 
ボクシングの試合に例えれば明確にわかると思いますが、試合開始のゴングが鳴ったら全力でパンチを打って相手を倒そうとしますよね。
相手がどんなに強固なガードポジションで身を固めても、相手からは自分に対してパンチを打てない、カウンターパンチも打てないとわかっていたら全然怖くないですよね?
平和ボケの状態ならばミサイル防衛システムで弾道ミサイルの脅威を軽減できるように錯覚してしまいますが、本当に全面戦争になったら、ミサイル防衛では弾道ミサイルの脅威を軽減できないはずです。
(ここ重要なんで、流さないでください!)
 
ところでアメリカから見て、日本に対して特別な政治的制約をずっと維持してもらうためには、どうしたらいいでしょうか?
v-285がアメリカの政治家ならば、やっぱり日本にミサイル防衛を導入させますよ。
いっぱいPAC-3を生産できるようにライセンスを売って儲けて、イージス艦とSM-3を売って、赤外線シーカーやレーダーやノーズ・コーンなどの日本の優れた技術は共同開発という名目で入手して、アメリカの最新技術はブラックボックスにして日本に高く売って儲けますよ。
さらに集団自衛権を認めさせる口実づくりにもミサイル防衛は最適ですし、9条を改憲した後、米軍の指揮下に自衛隊を配置することも可能にしたいですね。
そして将来的には中東だろうが南米だろうがアフリカだろうが自衛隊にも最前線で有志連合軍の一員として戦ってもらいますよ。
そしてたくさんアメリカ国債を買ってもらって、日本がそれを売れないように弾道ミサイルの脅威をずっと残しておきますよ。
 
要するに日本にとってミサイル防衛というのは、費用対効果の面だけが問題なのではなく、日本の対米依存症を半永久的に抜けられなくするための呪縛であり、日本の自主防衛を実現させないためのフタなんですよ。
 
1993年ごろにアメリカが初めて日本にミサイル防衛を導入するように売り込んできたころ、防衛庁の中でも反対論があったらしいですし、国民的議論が必要という声もありました。
これはv-285の勝手な想像ですが、たぶんその幹部たちは今回述べたのと同じような考えだったのではないでしょうか?
その後、勝手に自民党の政治家(石破茂さん)がアメリカ政府(ラムズフェルトさん)と約束してしまい、防衛庁も消極的姿勢の見直しをせまられたらしいです。
そして現在に至り、v-285ともすけさんがこうやって国防について議論していて、そんでもって3月9日ごろに史上初の弾道ミサイルの日米共同迎撃実験が予定されているというわけです。
 
参考資料
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/tmd.html
http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/md.html
URLコウタ #T5cQRYBo|2006/02/23(木) 12:37 [ 編集 ]
こうたさんへ
なるほど。よく調べているようですね。


しかしあなたの論のでは、ロシア等アメリカの圧力でMDを開発してるとも思えない国はどのような動機でMDを開発してるとお考えでしょうか?
確かにMDは万能ではありません。それは他の代替手段も同様です。
しかしそれがWW2におけるVT信管にならないと誰が言えるでしょうか。将来の為にも開発をするべきです。対処手段を多くもつことに主眼を置くべきだと考えます。


最後に、政治の問題と純軍事的な問題は分けて考えるべきです。
URL|もすけ #mQop/nM.|2006/02/23(木) 19:58 [ 編集 ]
こうたさんへ4
うえのが3ですかね。

えーと、よくよく自分の書き込みを読み返すに質問にお答えしてないですね。失礼しました。

>ミサイル防衛こそが(現状での軍事的な唯一の)弾道ミサイルの脅威>を軽減できる方法と考えているわけですよね?

現状では自衛隊は他国への侵攻・空爆は能力的にも法的にもできません。また弾道弾を保有することも非現実的です。
政治的に国際紛争を予防するのは当然として、起こった時に対処するのが自衛隊です。風邪薬のようなものです。したがって起こった時に対処できなければなりません。現状、弾道弾攻撃に対処できるのはMDであると考えます。


>相手がどんなに強固なガードポジションで身を固めても、相手からは自分に対してパンチを打てない、カウンターパンチも打てないとわかっていたら全然怖くないですよね?

現状のノーガードよりマシであるということです。
また「カウンターパンチ」ができるようになっても「ガード」は必要です。


そして「政治的制約」についてですが、防衛政策を考えるにあたり現状でできる範囲で考えるというのが基本です。取らぬ狸の皮算用は有事には喜劇でしかありません。
URL|もすけ #mQop/nM.|2006/02/23(木) 20:32 [ 編集 ]
もすけさんへ
ご存知のようにv-285はミサイル防衛について色々な角度から検証しているので、ミサイル防衛の軍事面の効果や他の軍事的選択肢だけを論ずるのは、v-285の望む議論の仕方ではありませんが、もすけさんの希望を受けてv-285の分身である軍人のv-284になって軍事面限定のミサイル防衛の是非を考えて意見を言います。
 
まず、質問をまとめて先にします。
v-136弾道ミサイルの脅威に対して、もすけさんは「現在、日本はノーガード状態に等しい」と考えていると前回のコメントを読んで解釈しましたが、それでよろしいですか?
v-137つまり現在の自衛隊のミサイル防衛システムは、圧倒的な核ミサイル攻撃側の優位性の前では、気休め程度の防御力しかないことをご存知なわけですよね?
v-138新兵器開発には多額の予算が必要であり、軍事的に考える上でもコストや犠牲を事前に計算するのは必要不可欠なことですが、もすけさんはそれをちゃんと考慮に入れてミサイル防衛に賛成していますか?
 
次にv-284の反論を述べましょう。
弾道ミサイルの脅威を取り除く方法がミサイル防衛によるガードで十分にできるはずがありません。
本気で弾道ミサイルの脅威から国を守ることを考えるならば、政治的制約を取り除かなければ不可能なんです。
仮想敵国の弾道ミサイル攻撃に対して備えるというならば、当然、相手が攻撃を思い留まるようにするべきで、もすけさんのように「いつか政治的制約を取り除いて、それからカウンターパンチを覚えればいい」という理論では軍人の国防意見として見たら不合格ですよ。
 
戦争はいつ起こるかわかりません。
いつ戦争が起きても守れるように国防について真剣に考えなければいけません。
 
日本も将来の政治的制約解除に向けて核兵器開発能力の潜在的な能力を向上させるべきだし、弾道ミサイルの発射実験なども情報公開しながらやらなければダメでしょう。
また盗聴などを行う諜報活動組織も必要でしょう。
そして敵国の軍事衛星への妨害電波の研究やハッキングの研究も必要でしょう。
また超音速無人偵察機も必要になるでしょうし、できればピンポイント爆撃能力を付与したいところです。
その他、最新鋭のスパイ衛星や核ミサイルを搭載可能な能力を持つ原子力潜水艦、最新の大型空中給油機やレーダー網の整備などがなければならないでしょう。
政府要人を収容し、司令部となる地下核シェルター基地の建設も必要です。
 
以上のような様々な選択肢を導入しなければ本気で国防を考えているとはv-284には思えません。
ミサイル防衛システムの信頼性は未知数で、ゴールのないイタチごっごになることがわかっていて、さらに米軍依存症から脱することができない状況を見れば、軍事的に見ても弾道ミサイルへの脅威を軽減する方法としてミサイル防衛を賛成することはv-284にはできません。
 
さらに軍事面で重要なマイナス点はミサイル防衛システムの日米共同研究開発によって日本にアメリカが持つ最新軍事技術のノウハウが伝わらないようにしっかりとブロックがかかっていることです。
また日米の情報の共有と言っても、アメリカ側の機密には日本からは触れられないのに、日本はアメリカへなんでも報告することになりそうな点も懸念材料です。
さらに24時間、LOW(警報即時迎撃ミサイル発射)できるように南北に長い日本全土を365日間、何十年も何百年もミサイル防衛システムを稼動することになったら、ものすごいコストがかかることも付け加えておきます。
 
それから質問のあったロシアのミサイル防衛の話ですが、欧米(NATO)はロシアに技術協力していますよ。
ブッシュ政権のABM制限条約の一方的破棄(2001年12月)が世界の軍備管理体制の危機だとロシアから非難されることを防ぐ意図がアメリカ側にあったようです。
具体的に表に出てきている事実は、アメリカがロシアのレーダーシステムの更新の資金援助や早期警戒情報の交換、ロシアのS300を購入したなどです。
他にもプルトニウムの処理をめぐる技術・財政支援や国際宇宙ステーションなど米ロ協力の強化は多岐にわたっています。
米ロ協力の狙いはロシアと中国の軍事同盟発展にアメリカがクサビを打つため、というのが一般的な通説になっています。

 
最後にv-284からv-285に戻りますが、v-285もすけさんの意見を一つの一般大衆の意見として本当はとても自然な意見だと思っています。
もすけさんのように考えている一般大衆が日本に大勢いるのは、日本の政治家の発言やマスメディアの報道の仕方を見れば当然でしょう。
(世界的に見るとミサイル防衛に対する一般市民の意見は反対の方がたぶん強いですよ。)
ということで、v-285の方からの議論の発言はそろそろ終わりにしますが、これからも一緒に勉強していきましょう。
では、また。

URLコウタ #T5cQRYBo|2006/02/25(土) 08:38 [ 編集 ]
疑問です
ミサイル防衛の実効性の疑問点は分かりますが、現時点での技術的限界を前提とした議論に過ぎる嫌いがありますね。兵器の研究・開発と中国・北朝鮮に軍事的負担を強いるための一定の配備は必要だと思いますよ。
>. 中国の民主化を進め、一党独裁体制の転換を図る。
>→親日的な政党、政治家を影で支援する。
>2. 報道の自由、インターネットの閲覧を保障させる。
>→日本のマスメディアに中国語の記事の配信をやらせる。

これは、現実的ではありません。中国共産党一党独裁体制下での中国では意味はないでしょう。だいたい、中国のインターネットは海外のホームページに繋がらないのは有名です。日本がアンチ中国共産党情報を流せば、中国公安当局がアクセスを規制するだけです。
>3. 9条と自衛隊を共存させる。その上で日本の自主防衛を進める。
>→東アジア軍縮会議を主導する。

これも、疑問です。9条と自衛隊は親和性はありません。はっきり、9条を改正して自衛隊を軍隊にし、米国に頼らない軍事態勢にするべきでしょう。ただ、それも財政が許すか疑問です。

米国の核、あるいはミサイルの傘の下で平和を享受しつつ、一定の軍事的貢献をするという現在の自民党のスタンスは現実的だと思います。
URL|うぐぅ #PgXQQ0.I|2006/02/26(日) 15:34 [ 編集 ]
うぐぅさんへ
う~んe-441
このブログは、タイトルの名前通り、ミサイル防衛の問題点をテーマにしてるんですよ。
うぐぅさんは「ミサイル防衛の問題点」を本当に理解していますか?
ミサイル防衛の「現時点での技術的限界」「前提」ではありませんよ。
歴然とした科学的な「事実」なんですが、本当に詳しく知っていますか?
次世代のミサイル防衛システムが核戦争になった時、本当に効力を発揮できるかは、全くの未知数であることを知っていますか?
できたとしても膨大なコスト(税金)が必要になることも「確実」であることを知っていますか?
「現在の自民党のスタンスは現実的だ」という意見にv-285が同意できるはずがありません。
というか、政治家の発言やマスコミの影響などをモロに受けて、うぐぅさんのような意見が世の中にはいっぱいあることは、もう十分わかっているわけで、だからこそ、このブログが存在する価値があるわけです。
URLコウタ #T5cQRYBo|2006/02/28(火) 08:10 [ 編集 ]
コウタさんへ 5
>日本も将来の政治的制約解除に向けて核兵器開発能力の潜在的な能力を>向上させるべきだし、弾道ミサイルの発射実験なども情報公開しながら>やらなければダメでしょう。
>また盗聴などを行う諜報活動組織も必要でしょう。
>そして敵国の軍事衛星への妨害電波の研究やハッキングの研究も必要で>しょう。
>また超音速無人偵察機も必要になるでしょうし、できればピンポイント>爆撃能力を付与したいところです。
>その他、最新鋭のスパイ衛星や核ミサイルを搭載可能な能力を持つ原子>力潜水艦、最新の大型空中給油機やレーダー網の整備などがなければな>らないでしょう。
>政府要人を収容し、司令部となる地下核シェルター基地の建設も必要で>す。



それら全ては取らぬ狸の皮算用です。(特に核兵器保有論)
弾道ミサイルの保有は現憲法下では不可能です。他国への爆撃もできません。情報本部(諜報機関かどうかは知りませんが)は設立されました。衛星通信は極めて指向性が強くジャミングは不可能です。これが特徴ですし。衛星のハッキング? 漫画の読みすぎですよ。グローバルホーククラスの無人偵察機の導入は検討されてるようですね。国内でも研究されてます。原潜は保有可能かもしれませんね。ただし戦略原潜は論外ですが。空中給油機は予算が既に下りてますし、日本のレーダー網には穴がないほど濃密です。(googleで「17shozai」で検索して、出てきたpdfを読むことをオススメします。)また新型レーダーも配備予定です。
コウタさんのレスを読むにつけて現状の防衛政策をあまりご存知ないような印象を受けましたが。防衛予算や白書は防衛庁のHPからでも読めますので、一読されることをオススメします。


さて、政治的制約(憲法)を変えればいいと軽々しく言いますが、この国は独裁国家ではないのです。寡頭政治でもないですから当然ながら与党ですら決定権を持ちません。従って防衛戦略を決定するに当たってそれらに期待するわけにはいかないことは理解できると思います。すると現状でできる弾道弾対処手段は? ということになります。


あなたの弾道弾への対処はかかる制約条件を完全にとっぱらいたい、と
子供がダダをこねてるに過ぎません。現実にはそういう制約条件下でも弾道弾対処を当局は考えなければならないのです。


>軍人のになって軍事面限定のミサイル防衛の是非を考えて意見を言います。

軍人さんは法的に行なえる任務を遂行するのです。
その大元の法、政治問題に口を出すことは許されません。助言はできるでしょうけどね。
URL|もすけ #mQop/nM.|2006/03/01(水) 19:03 [ 編集 ]
このブログの愛読者から、もすけさんへ
>弾道ミサイルの保有は現憲法下では不可能です。他国への爆撃もできません。
弾道ミサイルの保有は理論的には可能ですよ。日本に対する攻撃準備段階での他国への先制攻撃は可能です。国会答弁を調べてください。しかし、核兵器は持てません。日本は核不拡散条約に加盟してますから。それと日本もロケットの研究はしてると思います。最近でもH2ロケットを打ち上げてますから、軍事転用もかなり容易にできると思います。
>衛星通信は極めて指向性が強くジャミングは不可能です。これが特徴ですし。衛星のハッキング? 漫画の読みすぎですよ。
私にはミサイル防衛のほうが漫画だと思いますよ。それとあまり「漫画の読みすぎですよ」のような挑発的な表現は良くないと思います。ただでさえ誤解されやすいですから。感情的な言動のやり取りになってしまいます。
URL|自由 #-|2006/03/01(水) 19:40 [ 編集 ]
返信しま~す
自由さん、冷静な議論ができるように働きかけてもらい、感謝しています。
おっしゃるように挑発的な発言をしないようにv-285の方も気をつけたいと思います。
 
前回のもすけさんへの返信で、v-285の分身であるv-284は以下のように前置きをしています。

 
>>本気で弾道ミサイルの脅威から国を守ることを考えるならば、政治的制約を取り除かなければ不可能なんです。
 
以上のように述べた後、具体的な軍備の例としてv-284の発言をしたのに、「取らぬ狸の皮算用です。」というもすけさんの反論はv-285の頭の中では反論としてきちんと成立していません。
既に憲法改正は日本の政治日程に載っているのに、それを踏まえたv-284の発言は許さないという方針は議論する姿勢として、いかがなものでしょうか?
 
v-284の理論は、v-285が望んでいる答えではありませんが)v-284の理論に反論したいのであれば、
「本気で弾道ミサイルの脅威から国を守ることを考えるならば、政治的制約を取り除かなければ不可能なんです。」 という部分をまずは崩してみてください。
つまり、現在の憲法(政治的制約)の下でミサイル防衛があれば、本当に戦争になった時、核ミサイル攻撃から国を守ることができるというイメージが湧くような話を出してください。
 
それからですね、話の焦点を絞るための質問には、なるべく答えてくれると議論が拡散しなくなって良いと思うのでお願いします。
 
あと、軍事衛星のハッキングですが、先入観で勝手に不可能と決め付けないで事実を検証してみましょう。
こんなニュースがあったのをご存知ですか?

http://hiroshima.cool.ne.jp/h_sinobu/main/saiber1.htm
 
混乱、ハッカー侵入ーー軍事衛星の軌道 変えられる
 
 [ロンドン28日共同]28日付の英紙サンデー・ビジネスによると、英国の軍事通信衛星を制御する電算システムに2月初めハッカーが侵入し、4基の衛星の内1基の軌道を変える事態となり、ブレア政権に強い衝撃を与えている。
  犯人は衛星運用の妨害を止める代償に現金を要求しており、ロンドン警視庁が捜査している。
  ハッカーが侵入した軍事衛星は、イラク周辺や旧ユーゴスラビア等海外に展開する部隊も含めた英軍の通信連絡に使われている。核攻撃に対する英国の防御システムにも重要な役割を果しているとされる。
  事件によって英軍は一時大混乱に陥り、英治安当局者は同紙に「悪魔のシナリオが進行している」と語った。ロンドン警視庁も国防省もコメントを拒否しているが、捜査網は犯人に追っているという。

 
ハッキングで軍事衛星の軌道を変えることができるということは、軍事衛星を宇宙空間から大気圏内に落として破壊することも可能かもしれませんよね?
自由さんが言っていたようにミサイル防衛よりも軍事衛星のハッキングの方ができそうな気がしますが、もすけさんはいかがですか?
 
それからレーダーですが、宇宙空間を飛翔する複数の弾道ミサイルを正確に探知、追尾できると言われているXバンドレーダーは、米軍がこれから青森県の空自の車力基地に作り、その情報を日本に渡すということになっていますよね?ということで日本の自前のレーダーではありません。
 
v-285は確かに軍事関係の知識レベルはもすけさんの言う通り、全然大したことありませんが、調べ方はだいたいわかっていますので必要な時に必要な部分だけを読むことにしています。
「主要部隊などの所在地」のPDFは、新記事の参考資料に利用させてもらいました。
ありがとうございました。
 
ミサイル防衛について一緒に勉強して行くことで、お互いの固定観念や思考の束縛をはずすことができるかもしれないし、情報分析の検証能力が上がることを期待しています。
感情的で不毛な議論にしないように、お互い、努力していきましょう。
では、また。

URLコウタ #T5cQRYBo|2006/03/03(金) 11:46 [ 編集 ]
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