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ミサイル防衛の問題点

世界的に進む米軍再編、そして終わりなき対テロ戦争。その中で日米の軍事的一体化のシンボルとして日米ミサイル防衛計画が粛々と進められている。そこに隠されたアメリカの真の目的とは・・・。

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「高貴なウソ」が仕掛けられた理由とは?

2006/03/10(金) 12:35:17

:コウタさんのブログではこれまでに、ミサイル防衛の技術的問題、莫大な費用の問題、軍拡競争の問題、政治的な問題、指揮系統の問題など色々な問題点を扱ってきましたが、時々、コウタさんが述べている「ミサイル防衛の問題点の核心部分」とか「高貴なウソ」というのは、いったいどんな説なんですか?
 
:そうですね。そろそろ自分の分析結果を皆さんに披露したいと思います。ミサイル防衛の問題点を辿っていくとですね~、「実現性が未知数の壮大な構想を唯一の超大国となったアメリカが熱心に推進するのは、なぜか?」という疑問が湧いてくると思うのですが、その理由は何だと思いますか?
 
:そりゃ、アメリカさんって、腕力だけが取り柄で頭は悪そうだから答えは単純だろ。つまり、北朝鮮の弾道ミサイルが怖くてブッシュさんは熟睡できないから、・・・なんて理由じゃなさそうだし、やっぱり軍産複合体を儲けさせるためだろ~?
 
:そういう一面は確かにあるけど、それならば単純過ぎますよ。それにアメリカは対テロ戦争で苦戦しているわけで、裏を返せば軍産複合体を儲けさせるのが目的ならば、ミサイル防衛ではなくて対テロ戦争に投資した方がいいはずですよね?コウタさんが言う「高貴なウソ」というのはもっと高度なウソのような気がします。ですよね?
 
:はい、実は、色々な情報を分析するとミサイル防衛計画は、実は防衛が目的ではないことがわかります。アメリカはミサイル防衛をテコにして、実は「帝国化」していこうとしているのです。
 
:おぉ、面白そうな分析結果じゃん。もう少し詳しく聞きたくなったなぁ~。

 
:はい、迎撃ミサイルが宇宙空間(ミッドコース)で大陸間弾道ミサイルの弾頭を体当たりで破壊することができるようになったら、実は、速度や高度がほぼ同じである人工衛星をも打ち落とすことができるようになるんですよ。また同盟国にミサイル防衛システムを導入させると同盟国の指揮系統を米軍が掌握できます。つまりミサイル防衛は宇宙の支配と情報の支配を始めるための第一段階なんです。
 
:ん~なるほど、現在、米軍は地球上の陸海空の空間で最強の軍備を誇っていますが、宇宙空間とサイバー空間はまだロシアと中国もアメリカと競争できる余地が残されていますもんね。裏を返せば、宇宙空間とサイバー空間を支配すればアメリカは地球を支配できるということですね。
 
:はい、ミサイル防衛と対テロ戦争はちゃんとリンクされていてミサイル防衛はどちらかと言えば、宇宙を支配するためのテコで、対テロ戦争はどちらかと言えば、情報を支配するためのテコのように見えます。しかし対テロ戦争に投入され始めている指向性エネルギー兵器はミサイル防衛にも使用する研究が推進されています。ということで、車の両輪のようにミサイル防衛と対テロ戦争は連動しているのです。
 
:確かに対テロ戦争で苦戦しているのにミサイル防衛の費用を毎年増額していくのは奇妙ですもんね。それと、指向性エネルギー兵器というのはレーザー兵器や電磁波兵器などのことで、エネルギーを調節することで威力をコントロールできる全く新しい概念の兵器のことですね。
 
:へ~、なんか漫画やゲームの世界の話みたいだね。しかしアメリカはなぜ帝国化しようとしているの?今のアメリカ中心の国際社会の秩序を壊す必要性は特に見当たらないのに、そんなに無理する理由は一体なんのためなのかなぁ~。
 
:結論を先に言えば、「エネルギー資源の確保」が目的だと思います。そのための軍事力であり、帝国化であると思います。その理由として有力な考え方は、「石油ピーク」の到来が予測できる未来にせまって来ているからだと思います。新たに石油を増産できないならば、いずれ国際的な石油の奪い合いが起こることは明白です。さらにウランや天然ガスも有限で、いつかは絶対になくなります。
 
:え~、「石油ピーク」ってただの噂じゃなかったの?確かに「石油ピーク後の世界」は弱肉強食の時代になるかもしれないね。
 
:今年のブッシュさんの一般教書にも確か脱・石油エネルギーという方針が示されましたよね。日本も中国との海底ガス田でかなりもめ始めてきているし、アメリカもイラクで苦戦しているにもかかわらず、次はイランというシナリオで動いているのも「石油ピーク後のエネルギー資源の確保」という見地から見れば説明がつきますね。
 
:そうなんですよ。それとですね、実は月には核融合に利用できる可能性があるヘリウムの同位体であるヘリウム3が豊富にあり、アメリカはこれを独占するために月面基地を建設しようとしているらしいです。もちろんロシアも同じことを考えていて、中国も3番手ですが、競争に加わろうとしています。
 
:日本はスペースシャトルに日本人を乗せてもらえるようにお金をアメリカに渡して自分で有人宇宙飛行を目指さなかったのは失敗かもしれないですね。というか、もしかしてアメリカはわざと日本人をシャトルに乗せてあげて日本が独自に宇宙開発を進めることを防いでいたのかもしれませんね。
 
:うわ~、なんかアメリカさんって、腕力だけが取り柄で頭は悪そうなふりをして、そんなことを考えてたのか~。実は恐ろしいほど悪知恵が働く国だったんだぁ~。そういえば~、「ミサイル防衛計画」という名前はもともとは「スターウォーズ計画」という名前だったんだよね。ひょっとして「石油ピーク後のエネルギー資源の確保(すなわち独占)のために宇宙で戦争をやるための準備をしている」なんて世界中に知られたら反対されるに決まっているから名前を変更したのかもなぁ~。
 
:そうなんですよ。アメリカにとって都合よく物事が進むためには、全世界の一般大衆が反対しないように彼らの目をそらす必要があり、わざとイラクを不安定にした常態にして釘付けにさせ、その間に宇宙兵器を開発する隠れ蓑としてミサイル防衛を利用しているのではないでしょうか?もちろんこれは、の仮説なので皆さんに絶対の自信があって披露しているわけではありません。しかしですね、先入観で勝手に「こんなおバカな仮説、オレは信じられないね。」と言う前に以下の参考資料を見て欲しいと思います。
 
 
 
:おっとっと~、そのさらに前に申し訳ありませんが、
クリックお願いします

 
 
《参考資料》
資料1:宇宙兵器の開発を急ぐ米国、その真の目的は?(上)
資料2:宇宙兵器の開発を急ぐ米国、その真の目的は?(下)
資料3:Space Weapons Could Emerge from Pentagon Budget
資料4:”石油ピーク"の意味するところ”
資料5:「民間衛星も攻撃」――米軍の宇宙軍事戦略

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コメント

発射地も目標も事前にどこ、と決められない上に突然飛んできて短時間に打ち落とさねばならない弾道ミサイルの迎撃と
ハナから軌道がわかってる上に時間制限の存在しない人工衛星の撃墜では
難易度が全く異なりますがそのことはわかっていますか?
URL|あまり期待はしてませんが #-|2006/03/26(日) 03:30 [ 編集 ]
理解しているんじゃない?
人工衛星撃墜よりも、ミサイル防衛の方が簡単であるなら、この記事は間違いでしょうが、期待さんの言うように、ミサイル防衛より人工衛星撃墜が簡単であるなら、なおさら難易度の高い実現不可能なミサイル防衛を隠れ蓑にしながら、難易度の低い実現可能な人工衛星攻撃ミサイル開発を裏で画策しているという説も(諸説あるでしょうが)成り立つと思います。
URL|自由 #-|2006/03/26(日) 10:14 [ 編集 ]
対衛星
「対衛星ミサイル」技術は既にあります(ASM-135ミサイル:1985年9月13日に実際の衛星を目標に試験が行われ、目標衛星に誘導体を命中させて完全破壊することに成功)。米国議会の反対で、量産はしなかったようですけど。デブリを増やすと宇宙開発自体が出来なくなる可能性があるので、賢明といえば賢明か。対する旧ソ連も、90年迄は同様のシステムを運用していた様です。
今は、レーザー兵器での代用を目指している様。

衛星攻撃くらいなら、現状の技術で十分行けそうな気がしたので調べてたらこんな時間に...。
所定の軌道に物体を投入する技術は、まんま衛星打ち上げの技術ですし、標的に当てるのは誘導ミサイル技術で十分でしょうし...。
URL|take #hpkWF9.E|2006/03/27(月) 03:03 [ 編集 ]
皆さんへ
期待さん、自由さん、takeさん、どうもこんにちはv-371
(期待さん、もうちょっと呼びやすいハンドルネームに今後は改め、その名前を毎回使用して頂けますか?)
論点を明確にするためにとりありえず、質問文の単語を以下のように修正しました。

記事本文と同じように「大陸間弾道ミサイル(ICBM)のミッドコース(宇宙空間)での撃墜」とします。
人工衛星にも種類が色々ありますが、「低軌道人工衛星の撃墜」をその比較対象にし、難易度を考察したいと思います。

ICBM
速度  秒速約7km以下
(この速度は大気圏再突入時なので、ミッドコースの頂点付近では、速度はもっと遅い)
高度  最高1000km以上

低軌道人工衛星
速度  秒速約8km以下
(人工衛星の高度が低いほど、速度は速い。高度350kmで秒速約8km)
高度  350~1400km

現在のSM-3 Block I ミサイルは、高度160km以上で弾頭分離式準中距離弾道ミサイル(MRBM)(射程800~1600km)の弾頭を迎撃したことが報告されています。
この時(2005年11月17日)の実験では、準中距離弾道ミサイルを発射してから4分後、SM-3が発射され、それから6分後に迎撃されたとのことです。
MRBMよりも速度がはるかに速く、高度もはるかに高いICBMを迎撃できるようなミサイル防衛技術を確立するのはまだ当分先のことだと考えられます。

さてASAT(対衛星)兵器の方ですが、takeさんのご指摘通り1985年9月13日のASM-135の迎撃実験では、高度555kmの廃棄された太陽観測衛星を破壊したそうです。
(takeさん、どうもありがとうございました!自由さんも、ありがとうございました!)

http://weapons-free.masdf.com/air/usa/asm135asat.html

ただ個人的にはレーガン政権のSDIには虚偽の内容が含まれていた実例があるので100%、この情報を信頼するのはちょっと危険かもしれないと思っています。

http://kuma46.blog46.fc2.com/blog-entry-7.html

しかし、周到な準備を計画的に進めれば、低軌道人工衛星を迎撃することは米軍ならばできるとv-285も考えています。
結論としては、時間的制約という概念を加味すれば、低軌道人工衛星を撃墜する方が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を宇宙空間で迎撃する方よりも簡単ですよね。

記事中の書き方に問題があるならば訂正しますが、何を言いたかったかというと、時間的制約よりも速度や高度の問題に焦点を当てて、純粋な迎撃技術について述べつつ、両者の迎撃技術には共通点があるので、意外と簡単にミサイル防衛の技術を対衛星攻撃技術に転化することができるということを主張したくて書きました。

でもなんだかんだ言っても、最も簡単な弾道ミサイルの防御方法は、敵が発射する前に一気に叩くことです。
そしてその後の報復攻撃をミサイル防衛や対衛星攻撃で被害を最小化するという戦術が一番有効だと米軍は考えていると思います。
しかし、ということで米軍のミサイル防衛計画推進によって中国やロシアが自国の核抑止力が弱体化するという脅威を感じ、世界の軍拡競争をスパークさせることになっているんですよね。
そういう面を無視して、ひたすら中国の国防費が急拡大していることのみを報じているマスコミには、もの足りなさを感じています。
全体像をきちんと解説できないのでは片手落ちだとv-285は思います。


《参考資料》
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%BE%E9%81%93%E3%83%9F%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AB
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%8E%E8%BB%8C%E9%81%93
http://www.interq.or.jp/blue/rhf333/BS-L.HTM
http://www.mda.mil/mdalink/pdf/05news0010.pdf
URL|コウタ #T5cQRYBo|2006/03/28(火) 11:41 [ 編集 ]
中ロの軍増強
中国や露国が、米国のミサイル防衛計画を脅威に思ったのは確かにそのとおりでしょう。ただ、それがなければ、両国が軍備増強をしなかったとするのは、ちょっと甘い考えなのではないかと思うのです。
両国とも、ここ10年は経済が好調で税収が上がっています。装備が老朽化していたこと、国家予算に余裕が出来てきたことから、軍事費に予算を回すのは、普通の国として当然のことだと思います。どこの国でも、身の丈にあった軍備はしているものです。
それがいいとか悪いとか言うつもりは、私にはありません。ただ、周辺の状況を鑑み、それにあわせて手持ちの予算内で備えを行うことは必要であると考えています。

しかし、米国のミサイル防衛は、考えうるあらゆる手を打っている感じがしますね。
条約(核不拡散等)から始まって、発射準備段階&発射直後の爆撃、ミッドコースでの迎撃にターミナルでの迎撃。軍事費が一桁違うってのが実感できます。

迎撃ミサイルの話ですが、衛星迎撃技術が第一段階で、ミッドコースのミサイル迎撃が第二段階。第二段階が実現出来れば衛星迎撃も同一の技術で可能です。というのは、特に問題ありませんし、経済的にも理にかなっています。戦争といえど、効率の向上は重要な要素ですし。

効率といえば、戦わずして勝つのが一番の上策ですけどね...。
#平時にプロパガンダにより、相手の反抗する気力を削いで行くってのが一番...。
URL|take #hpkWF9.E|2006/03/28(火) 23:02 [ 編集 ]
takeさんへ
こんにちはv-375

>ただ、それがなければ、両国が軍備増強をしなかったとするのは、ちょっと甘い考えなのではないかと思うのです。

そんなふうにv-285は全然、考えていませんよ。
当然、ミサイル防衛計画がなくても米中露の3カ国は、軍備増強を続けていたでしょう。
ただアメリカのミサイル防衛計画と対テロ戦争が世界各国の軍拡競争に拍車をかけている重要なファクターだと考えられますよね。

>効率といえば、戦わずして勝つのが一番の上策ですけどね...。
#平時にプロパガンダにより、相手の反抗する気力を削いで行くってのが一番...。


えぇ~、本気でそう主張しているのですか~?v-399
「プロパガンダ」ってどういうものか、きちんとその意味を理解していますか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%91%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%80

takeさんは中国共産党や北朝鮮の独裁政治体制が好きなのですか?
世界各国の政府がプロパガンダで大衆操作をしたら、どういう未来の世界が待っているか想像できていますか?
戦争の歴史はプロパガンダは危険だという教訓を私たちに与えたはずで、むしろ私たちはプロパガンダには警戒心を持たなければいけないとv-285は考えています。

プロパガンダの部分に目をつぶったとしても、「相手の反抗する気力を削いで行くってのが一番」っていう考え方にも同意できませんね。
自由経済の下で、相手国と信頼関係を築いて行き、お互いがリスペクト仕合ながら共存共栄して行くのが日本にとって一番でしょう。
それが難しくても平和的に問題解決をはかる協議を続けるべきで、相手を軍事力で脅すようなやり方は、日本は目指すべきではありません。

takeさんがアメリカ人の筋金入りのタカ派ならば、「相手の反抗する気力を削いで行くってのが一番」という主張もありかもしれませんが、核兵器を持たず、専守防衛で平和主義国家の日本では、その考え方は成り立たないでしょう。
またその考えが「虎の威を借る狐」的な方法を指しているとしても、日本の選択肢を限定してしまうだけで賢明ではありません。
URL|コウタ #T5cQRYBo|2006/03/30(木) 08:41 [ 編集 ]
事が足らずですみません...。
>ただアメリカのミサイル防衛計画と対テロ戦争が世界各国の軍拡競争に拍車をかけている重要なファクターだと考えられますよね。

技術的に限定されたものなので、「重要」が付くほどの要素ではないというのが感想です。
中国やロシアが軍拡する口実程度にはなりましょう。

>>効率といえば、戦わずして勝つのが一番の上策ですけどね...。
>#平時にプロパガンダにより、相手の反抗する気力を削いで行くってのが一番...。
>
>えぇ~、本気でそう主張しているのですか~?
>「プロパガンダ」ってどういうものか、きちんとその意味を理解していますか?

すみません、ここは言葉が足りませんでした。
効率云々は昔から言われている事であり、外交の基本であると私が共感できる事を述べただけです。また、「戦わずして勝つ」の勝利条件も、「こちらの要求を相手に呑んでもらう」であって、「戦争で勝つ」という意味ではありません。

プロパガンダは理解しているつもりですし、リンク先も読みましたが、私の理解と相違ないものでした。
また、日本はこの手法を使うべきではないとも思っています。
ただ、他の国々が日本に対して、それらの手法を行使して来るであろう事は、想定しておくべきです。

私にとってのプロパガンダの定義は、
「政治的目的を持った個人・集団が、その目的を達成する為に大衆を操作する時に使用する手法。」です。感情論に訴えるようなもの。美辞麗句を並べ立てるようなものが、特に厄介だと考えています。その他の手法も、示して頂いたリンク先の通りです。

なんにせよ、流される前に現実を良く見、情報を集め、その流れを起こしたのは誰なのか?誰にとって都合が良いのか?を見極め総合的に自国に有利になるよう判断する事を心掛けたいものです。

世界情勢を見る時には、常に以下の事に留意する必要があると考えています。
http://freett.com/iu/memo/Chapter-011108.html
URL|take #hpkWF9.E|2006/03/31(金) 00:31 [ 編集 ]
地底燃料の産出量は頂点に達したのか?
お久しぶりです。

「オイル・ピーク」説に関しては、
ただの誤認』である、と私は考えています。
というのも、地底燃料は「化石」ではないからです。

日本語では「石油」と表記される「液状の地底燃料」は、英語では固体の「石炭」や気体の「天然ガス」と同じく、【ペトロナム】と呼ばれると聞きます。

また、掲示板の記事を参考にする限りでは、ロシアの地底深くから、地下10キロメートルからでも地底燃料は産出しているようです。
過去の堆積物が化学変化を起こした結果、燃料になった、原料は分解されなかった生物の屍骸である、という論理が「化石燃料」説においては展開されていますが、これでは、地底深くから燃料が産出する理由にはなりません。

まず、プレートが何億年にもわたって水没していなかったはずの領域で、屍骸の非分解など有り得るものでしょうか。
また、地上の植物の遺体、屍骸は、昆虫や微生物によって分解されます。
海中の微生物が大量に繁茂しても、深海底に堆積するのでなければ、捕食生物の口に絡められてしまうでしょう。
しかし、実際には海の微生物の繁茂というものは、河川などを通した、地上からの栄養素の流出に依存している部分があります。
「良い漁場が出来る理由」を、皆さんは聞いたことがあるのではないかと思います。
韓流・・・・・・じゃなくって、寒流と暖流のぶつかり合う「潮目」においては、寒流側から豊富な栄養素が供給され、かつ温度条件が満たされるので、微生物が繁殖する。
そして、そこに小魚、中魚、大魚が群れを成して襲ってくるという構造だったはずです。

いわゆる「石油」が「化石燃料」だというならば、大陸棚の浅い海の中で、化学肥料もない時代にどのような「海中の富栄養化」が進行していたのか、それを検算する必要があると思います。
そして、当時は魚はいなかったにしても、宇宙戦艦やガミラス艦隊のような海中の大型生物は発達していたはずです。
食物連鎖が成立している場合、生態系における有機物の総量は安定していたのではないかと思えるのです。

エネルギー資源をめぐる闘争というものは、これすらも「建前」であって、
本当は単に人々を争わせ、殺し合わせたいだけなのかもしれません。


URL|イア #-|2006/04/08(土) 01:35 [ 編集 ]
宇宙都市開発
宇宙都市開発で都会の下水道を落ち葉で浄化すると街に生命エネルギーがみなぎって健康になり世界で一番経済発展するかもしれない 宇宙開発は宇宙に生命を発展することかもしれない
URL|増田二三生 #-|2008/02/29(金) 11:38 [ 編集 ]
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このコメントは管理者の承認待ちです
| #|2008/12/25(木) 21:42 [ 編集 ]
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このコメントは管理者の承認待ちです
| #|2008/12/27(土) 06:51 [ 編集 ]
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| #|2008/12/27(土) 14:45 [ 編集 ]
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| #|2009/01/05(月) 03:12 [ 編集 ]
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| #|2009/01/06(火) 03:42 [ 編集 ]
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| #|2009/01/06(火) 04:04 [ 編集 ]
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| #|2009/01/06(火) 05:50 [ 編集 ]
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