ミサイル防衛の問題点
世界的に進む米軍再編、そして終わりなき対テロ戦争。その中で日米の軍事的一体化のシンボルとして日米ミサイル防衛計画が粛々と進められている。そこに隠されたアメリカの真の目的とは・・・。
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検証編(2) ミサイル防衛基地について
2006/01/29(日) 12:30:58
一面の雪の中、巨大な茶色の建物が点在している。ミサイル防衛施設の建設工事が進む米軍「フォートグリーリー基地」(米アラスカ州)。広大な基地内を四輪駆動車で案内してくれたラルフ・スコット広報官が、金網越しに遠くを指さした。「あそこがミサイルのサイロ(格納庫)だ」車を降りて近づくと、金網の手前20メートルほどで制止された。金網の向こうの雪原に、3基の白いドームが見える。その脇に2本ずつそそり立つ通気塔。カメラを構えると、吹き付ける突風と寒さで涙が止まらない。スコット広報官は「きょうは暖かい方だ。少し前までは氷点下50度を下回っていた」と話す。
地下に潜るサイロは直径約6メートル、深さ約25メートルの円柱形で、地上にある白いドーム状の上部が開き、ミサイルが発射される。建設予定の16基中すでに6基が完成し、今年中に迎撃ミサイルが実戦配備される。敵ミサイルをミサイルで迎撃する構想は、その技術的実現性などをめぐり、長年論議が続いてきた。推進派にすれば「夢の構想」、反対派にすれば「国際秩序を損なう暴挙」が、極寒の地でいよいよ動き出す。現場の最高責任者、ケビン・ノーガード大佐(45)が、アラスカ州に迎撃基地を造る理由を説明してくれた。「ここから迎撃ミサイルを発射すれば全米50州を守れる。非常に戦略的な場所だ」。同基地では、いつでもミサイルをサイロに入れ、「オン・アラート(発射準備)」態勢を敷ける状態だという。約280万平方メートルの敷地で02年夏から本格工事が始まり、施設はほぼ完成。軍事衛星や各基地とネットワークされた「防衛通信棟」、迎撃ミサイル発射の指令を下す「コントロールセンター」、「ミサイル組み立て棟」などが全容を見せていた。ノーガード大佐が胸を張って言った。「これは単なる工事現場ではない。平和を築く工事なのだ。米国全土を、すべての子どもや子孫を、ミサイル攻撃から守れると確信している」
着々と建設進む米迎撃弾格納庫 ミサイル防衛のアラスカ基地 【フォートグリーリー米陸軍基地(米アラスカ州)6日時事】ブッシュ米政権が国防政策の柱の一つとして推進するミサイル防衛。その中核となる大陸間弾道ミサイル(ICBM)迎撃システムの基地の建設が着々と進むアラスカ州中部のフォートグリーリー陸軍基地を訪れた。 フォートグリーリー基地は、アラスカ第二の都市フェアバンクス南東約百六十キロに位置する。ここに隣接する約三・二平方キロの敷地が、ミサイル防衛基地として新たに割り当てられた。迎撃ミサイル格納施設には、七月二十二日に第一号ミサイルが搬入され、地下のサイロ(格納庫)に据え付けられた。 ◇無防備な時代終わる まだ実験段階で、本格的な実戦配備とは言えない。同基地を使って迎撃実験が行われるのは、環境問題などが考慮されるため早くても一年以上先だ。それでも基地の責任者ケビン・ノーガード大佐は「米国がミサイル攻撃に無防備だった時代は終わりを告げる」と胸を張った。 北朝鮮からの長距離ミサイル攻撃阻止を当面の目標とする同基地は、有事の際はいつでも迎撃に使用することを想定して、施設の拡充と技術面の向上を急いでいる。 迎撃ミサイルの第二号基は近く搬入される。ノーガード大佐は「年内に計六基、来年中にさらに十基が配置される」と語った。来年末までにアラスカに計十六基、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地に四基、合わせて二十基の迎撃ミサイルがそろう。大佐によれば、フォートグリーリー基地に関しては二○○六年以降、さらに十基を追加する予算措置が講じられている。 ◇砂塵の中で作業 基地内では通信施設が既に完成し、来年搬入される迎撃ミサイル十基用のサイロが急ピッチで建設されている。長さ約二十五メートルの金属製の丸い筒が幾つも並び、中には地下の穴に既に埋め込まれたものもある。 フォートグリーリー基地は、第二次大戦中に使用が開始された陸軍の基地。ミサイル防衛がブッシュ政権下で本格展開となったため、「戦略的に絶好の位置」(同大佐)にあるとして、にわかに注目を浴び、○二年六月以降、ミサイル防衛用の格納施設などの建設が開始された。 森林を伐採して切り開いた敷地だが、辺りは風が強く、乾いた土壌から砂じんがしばしば舞い上がる。トラックが頻繁に水をまく中、地元アラスカから集まった数百人の労働者が、真夏の強い日差しの下で作業を続けている。Kenzo Yamaoka
asahi.comトップ > マイタウン > 青森 Xバンドレーダー「車力以外候補地ない」2006年01月17日 ■つがる市議会防衛庁が明言 配備長期化も 米本土防衛用の早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」の配備が検討されている航空自衛隊車力分屯基地の地元、つがる市議会の全員協議会が16日開かれ、出席した防衛庁幹部が「検討している他の候補地はない」と改めて明言した。「最有力候補地」に選定された経緯や、米軍が実施した調査の内容、レーダーの性能、周囲への影響を説明した。同基地へ配備された場合、配備は長期にわたるという見通しも示した。 米軍は昨年12月7日~16日、同基地で電波や通信設備に関する現地調査をした。全員協議会は、福島弘芳・つがる市長が防衛庁側に議会への報告を要請して開かれた。防衛庁からは、加野幸司・防衛庁防衛局防衛政策課BMD室長、酒井隆・仙台防衛施設局長、原田繁・同施設局施設部長らが出席し、Xバンドレーダーについて説明、議員の質問に答えた。 説明では、Xバンドレーダーの外観写真が資料として配られた。レーダーには「Xバンド」と呼ばれる8~12ギガヘルツの周波数帯の電波が使われる。これはBS放送に使われる電波と同じで、「細胞を傷つけるエックス線、ガンマ線などとはまったく異なる」。熱を発する非電離放射線だが、一定の距離を取れば影響を無視できる、と安全性を強調した。ただ、「一定の距離」がどの程度かは「検討中」としている。 議員からは、レーダーから出る電波で電波障害が起きるのでは、との質問が出た。「テレビやラジオの受信が悪くなることは、ありえない」とし、影響を否定した。 米軍関係者が何人常駐するのか、という質問に対しては、「比較的小型のシステムで、おそらく数十人といった数になるのではないか」との見方を示した。「人員の確定を早くして欲しいと米側に伝えている」と述べ、詳細な人数はまだ把握していないことを付け加えた。 防衛庁側は、Xバンドレーダー配備は、防衛庁が開発している弾道ミサイル捕捉のための新型警戒管制レーダー「FPS―XX」の国内配備が終わるまでの補完的意味合いを持つと説明した。それでも、「レーダーの特性が違うものを組み合わせることで、より多くのセンサーで、飛んでくるミサイルを把握することになり、我が国の弾道ミサイル防衛能力を確保、向上する上で意義がある」とし、「FPS―XXの配備が終わった後も、車力分屯基地で運用を続けていく形でお願いしたい」と、配備されれば長期化する見通しを示した。 集団的自衛権との関係で憲法に抵触しないのか、という問いに、「憲法との兼ね合いでは、日米安保条約、日米同盟が、一般論として問題となることはないだろう。各論で言えば、例えば、レーダーからもらった情報を日本の防衛のために使うということであれば、憲法との関係といった場合、問題になることはないと思う」との見解を明らかにした。 議員からは、米軍関係者が常駐することによる治安の悪化が心配だ、といった意見も出た。 ◇ 仙台防衛施設局の酒井局長は全員協議会終了後、県庁に三村知事を表敬訪問し、つがる市議会への報告内容を伝えた。知事は「早めの適宜適切な情報提供と、地元の意向を踏まえた説明責任をお願いします」と、改めて要請した。
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